窯業系サイディングとは?
今から30年ほど前まで日本ではモルタル壁が主流でした。しかし左官業者が現場でセメントと砂と水等を練って壁に塗っていくという作業は、天候や気温に大きく左右されることもあり仕上がりまでにとても時間が掛かっていました。
そこで同様の材料を工場でパネル状に成形しそれを現場で加工して張っていく、窯業系サイディングというものが誕生しました。この登場により施工性が格段によくなり工期も飛躍的に短くなることで徐々にそのシェアを増やしていきました。その後、近畿地方で発生した阪神大震災でモルタル壁は崩れ落ちてしまった中、サイディング壁のほとんどは剥がれずに残っていたということもあり、その耐震性が注目され飛躍的に普及していきました。そして現在では種類も金属製、樹脂製、木製等とありますが、一般新築住宅の約70パーセント以上が窯業系サイディングを使用するまでに至っています。
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